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クラリアント社、2019年度上半期の売上と営業キャッシュフローが増加

  • 全マスターバッチ事業と顔料事業を売却へ。非継続事業に区分を変更
  • 継続事業の売上は、現地通貨ベースで4%増の22億2,900万スイスフランに
  • 継続事業の特別項目控除前EBITDAは、スイスフラン換算で2%減の3億5,500万フランに(EBITDA利益率は15.9%
  • 継続中の競争法に関する欧州委員会による調査に対し、2億3,100万スイスフランの一時引当金を計上
  • 継続事業の引当金調整後EBITDAは1億200万スイスフラン、グループ全体の純損益は1億100万スイスフランの赤字に
  • 営業キャッシュフローは、11%増の1億1,300万スイスフランに
  • 2021年度の見通し:ポートフォリオに重点を置くことにより、市場平均を上回る成長、収益性の向上、キャッシュ創出の拡大を実現する見込み

クラリアント執行役員会会長ハリオルフ・コットマンは、「2019年度上半期は、一時的なマイナスの影響や一時費用の発生による影響を受けたこともあり、第2四半期を中心に厳しい状況となったことは間違いない。この厳しい環境のなかにあっても、当社の継続事業が底堅さを示したことが、マスターバッチ事業と顔料事業を売却するという戦略的判断を後押しした。現在の経済環境は不透明だが、継続事業のポートフォリオの成長プロファイルは引き続き安定している。今後は顧客体験と確実で信頼性の高い顧客満足度の実現に向けた重点的な取り組みを引き続き強化し、クラリアントによる市場平均を上回る成長と収益性の向上、キャッシュ創出の拡大を目指す」と語った。

2019年度上半期 売上が増加し、営業キャッシュフローが改善

2019年7月25日 ムッテンツ発‐集中戦略を持った革新的なスペシャリティケミカル会社であるクラリアント社は本日、2019年度上半期の継続事業の売上が前年同期の22億2,400万スイスフランに対し、22億2,900万スイスフランとなったと発表した。この数値は、現地通貨ベースで既存事業の4%の成長に相当する。販売数量の増加と価格設定が、ともに今回の売上成長に寄与した。

上半期の現地通貨ベースでの継続事業の売上成長には、ほぼ全ての地域が寄与した。最も売上が伸びたのが中南米の10%増であり、次いで中東・アフリカが8%増となった。アジアとヨーロッパでも売上は堅調に推移し、それぞれ5%増と4%増であった。一方、中国は9%減となり、北米でも若干の減少(3%)が報告された。

2019年度上半期の売上実績が改善した要因は、触媒ビジネス分野と天然資源ビジネス分野がともに成長し、堅調な拡大が報告されたことにある。天然資源ビジネス分野には、オイル&マイニングサービスとファンクショナルミネラルズの各ビジネスユニットに加え、新たに添加剤ビジネスユニットが含まれている。触媒の売上は、主に合成ガスに後押しされ、現地通貨ベースで8%増と堅調な伸びを示した。天然資源の売上は、オイル&マイニングサービスが著しく拡大し、ファンクショナルミネラルズも若干成長したことから、現地通貨ベースで6%増となった。添加剤の売上は、コンシューマーエレクトロニクス市場と自動車市場の鈍化を受けて減少した。

ケアケミカルズビジネス分野の売上は、特に2019年度第2四半期に原材料の供給に関連する一時的な問題が生じたにも関わらず、堅調であった前年同期と比較して現地通貨ベースで横ばいとなった。非継続事業(マスターバッチ、顔料)の売上は、経済環境の悪化によるマイナスの影響を受け、現地通貨ベースで2%減となった。

継続事業の特別項目控除後EBITDAは、欧州委員会がエチレン購買市場を対象に、競争法に関連して継続している調査の進展を受けた一時引当金(2億3,100万スイスフラン)によるマイナスの影響を受けた。そのため、EBITDAは前年同期の3億4,100万スイスフランから大幅に減少し、1億200万スイスフランとなった。

営業実績の観点から、上記引当金による影響を除外した場合、継続事業の特別項目控除後EBITDAはスイスフランベースでわずかに2%減少し、3億3,300万スイスフランとなった。天然資源の収益性は、売上の伸びが加速したことに加え、オイル&マイニングサービスのコストベースの最適化が進んだことから改善されたものの、ケアケミカルズと触媒では第2四半期に生じた一時的なマイナスの影響により、若干のマイナス成長となった。対応する継続事業の特別項目控除後EBITDA利益率は、営業実績ベースで14.9%であった。

非継続事業を含むグループ全体の純損益は、前年同期の2億1,100万スイスフランの黒字に対し、1億100万スイスフランの赤字となった。この変化は、非継続事業のカーブアウトに関連する一時的なプロジェクト費、ならびに一時引当金(2億3,100万スイスフラン)によるマイナスの影響を受けたものである。

グループ全体の営業キャッシュフローは、減税と適正な在庫管理によって、前年同期の1億200万スイスフランに対し、11%増の1億1,300万スイスフランとなった。

グループ全体の純負債は、キャッシュフローの通常の季節的パターンに沿って、2018年末の13億7,400万スイスフランから18億100万フランに増加した。また、2019年に初めて実施したIFRS 16を要因として、純負債が2億1,800万フラン増加した。

2019年度第2四半期現地通貨ベースでの売上増

2019年度第2四半期の継続事業による売上は、現地通貨ベースで3%増の10億6,500万スイスフランとなった。これはスイスフラン換算で前年同期比1%減に相当するが、不利な為替変動を背景としている。触媒と天然資源が現地通貨ベースでの売上の伸びを牽引した。現在、天然資源ビジネス分野にはオイル&マイニングサービスとファンクショナルミネラルズの各ビジネスユニットに加え、添加剤ビジネスユニットが含まれている。

継続事業の現地通貨ベースでの売上の伸びには、ほとんどの地域が寄与した。中東・アフリカの売上は、現地通貨ベースで16%増と堅調な伸びを示し、中南米では13%増、アジアでは中国の安定化に伴い8%増となった。ヨーロッパの売上はわずかに1%減となり、北米では6%減となった。

触媒ビジネス分野の売上の伸びは加速し、現地通貨ベースで12%増となった。天然資源ビジネス分野の売上は、オイル&マイニングサービスとファンクショナルミネラルズがともにプラスに寄与したものの、添加剤の売上が鈍化したことから、現地通貨ベースで5%増となった。ケアケミカルズビジネス分野の売上は、前年同期が堅調であったことに加え、サプライヤー1社の不可抗力による供給途絶の影響を受けて北米で大幅に減少したことが主因となり、現地通貨ベースで3%減となった。非継続事業(マスターバッチ、顔料)の売上は、厳しい経済環境の継続が要因となり、現地通貨ベースで3%減となった。

継続事業の特別項目控除後EBITDAは、一時引当金(2億3,100万スイスフラン)を要因として前年同期の+1億6,000万スイスフランから大幅に減少し、-8,200万スイスフランとなった。

営業実績の観点から、上記一時引当金による影響を除外した場合、2019年度第2四半期の継続事業の特別項目控除後EBITDAはスイスフランベースで7%減の1億4,900万スイスフランとなった。天然資源の収益性は、オイルサービス事業において付加価値プロジェクトに集中的に取り組んだ結果、大幅に改善された。ただし、この改善をもってしても、一時的な生産能力の停止を要因とするケアケミカルズと触媒の利益率の一時的な減少を相殺するには至らなかった。したがって、一時引当金による影響を除外した場合、グループレベルにおける継続事業の特別項目控除後EBITDA利益率は、前年同期の14.9%から14.0%に低下した。

クラリアント社は中核的な高価値スペシャリティ事業に集中

クラリアント社は、2018年9月に発表したポートフォリオのアップグレードの一環として、顔料事業の売却手続を継続するとともに、標準マスターバッチと高価値マスターバッチの双方を含むマスターバッチ事業全体を売却することも決定した。以上の事業売却については、2020年末までに完了するとの予想に変更はない。

事業売却による収益を利用し、中核的なビジネス分野のイノベーションと技術用途に投資することにより、クラリアントのバランスシートを強化し、株主に資本を還元する。

クラリアントでは新たな組織・ポートフォリオ構造に基づき、有望な成長が見込まれ、平均を上回る潜在的価値を伴う、差別化された顧客固有の製品・サービスへの集中度を高めることにより、利益を創出する。クラリアントは、このポートフォリオ構造の合理化を進め、顧客体験と確実で信頼性の高い顧客満足度の実現、ならびに革新的かつ持続可能な製品・用途の開発に向けた重点的な取り組みの強化を可能にする。それにより、顧客に競争上の優位性を提供し、さらにはクラリアントによる市場平均を上回る成長と収益性の向上、キャッシュ創出の拡大を可能にする。

2021年度の見通し市場平均を上回る成長と収益性の向上、キャッシュ創出の拡大を実現するポートフォリオを重視

クラリアントは、集中戦略を持った革新的なスペシャリティケミカル会社である。当社は、単なる顧客志向に留まらない製品の提供を目指している。また優先順位を正しく設定することにより、業界最高の顧客体験を提供するとともに、顧客満足度を確実に、高い信頼性をもって実現するべく尽力している。

当社の目的は、顧客の成功をさらに拡大することにある。そのため、時代に即した実り豊かなイノベーション、模倣が難しい製品、サスティナビリティ、機敏性、ならびに倫理的な事業活動の実現に向け、それらの分野に常に重点的に取り組んでいる。グループ内のあらゆる部門において最高レベルのエクセレンスを実現しない限り、当社が満足することはない。当社の戦略を遂行すれば、成功を実現することができると考えられる。

クラリアントは現在の厳しい環境にもかかわらず、高価値スペシャリティポートフォリオに集中することにより、継続事業において市場平均を上回る成長と収益性の向上、キャッシュ創出の拡大を実現できると予想している。

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中期戦略を持った革新的なスペシャリティケミカル会社であるクラリアント社の本拠地は、スイス、バーゼル近郊のムッテンツにあります。2018年12月31日付従業員数は17,901名、2018年度売上高(継続事業)は44億400万スイスフランを計上しました。 同社はケア・ケミカルズ、触媒、天然資源の3つの事業分野で展開しています。クラリアント社の企業戦略は、研究開発によるイノベーション、持続可能性を伴う付加価値、ポートフォリオの再配置、成長の強化、収益性の向上の5つの柱に基づいています。

このメディアリリースは、未発表の財務情報およびその他の過去の情報を含んでいます。また将来的な声明も含まれます。将来的な声明にはリスクと不確実性が含まれていますので、実際には将来の業績は声明の中でまたは言外に表現されたものと違ってくる可能性があります。リスクと不確定要素の多くは、クラリアントがコントロールまたは正確に予測不可能な要素に関連しています。例えば、将来の市場動向、通貨変動、他の市場参入者の対応、政府の法規上の動静およびその他のリスク要因(新製品の上市タイミングや提供力、競合他社の価格戦略など)。仕入先との適正な取引条件、さらに流動的ニーズに沿った財務会計や政治的・社会的な変化に対応する調整力のあるフレームワーク、グローバル・地方・国家の単位での通貨変動・インフレ・消費者の信用などを含む経済・技術のトレンド・状態を維持し続ける能力を会社が有することなど。閲覧者の方はこれらの将来的な声明を書類の日付時点でのものととらえ、過信されないようご注意ください。クラリアントはこの日付以降の事象または出来事を反映した修正報告に関し、いかなる責任も負いません。

 

 

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